2012-01-01から1年間の記事一覧

カメラマン 北島 元朗 市川監督に初めてお会いしたのは、カメラマン鋤田正義氏のアシスタント時代に 宮沢りえさんの日本テレコム0088のCM撮影でした。 それから、何度も市川監督とCMの仕事をさせて頂きました。私がカメラマンになって岩井俊二監督の…

準ちゃん。 市川さんと呼ぶ時。準ちゃんと呼ぶ時。詳しく正確に言うと、お仕事で人前の時は、市川さん。またまた〜、なんてこと言うの、なんてことするの、本当にしょうがないんだから、でもいいや、好きだから〜許しちゃう〜の時は、準ちゃん。 尊敬する市…

お知らせが直前になってしまいましたが、10月29日(月)20時より、BS日テレにて市川準のCM作品が放送されます。 今回番組スタッフの方よりメッセージを頂戴しました。 BS日テレ「徳光和夫のトクセンお宝映像」番組スタッフより 10月29日(月) 20時より…

市川監督のこと <病院で死ぬということ> 私は、初めてプロデュースする劇映画の監督を探していた。 ある日、「市川準」という固有名詞が浮かんだ。 新橋の第一ホテルの喫茶室であった。 「ぼくは映画を趣味でやってるんだよね」といきなり言われた。 でも…

〜市川準監督のこと〜 一生懸命に考えた。初めて市川監督に会った時のことは・・・実は良く覚えていない。 私がアシスタントだった頃で今から25〜6年前のこと。 最初の頃監督は私のことを「〜〜(当時の会社)の若いこ」と呼んでた。そして名前で呼んで貰…

今回のリレー日記は小泉佐枝さんです。 小泉さんは長年作曲家・「はやしこば」さんのアシスタントとして、 こばさんが出演される市川の現場には必ずいつもいらしていた方です。 市川監督との最初の出逢いは、「病院で死ぬということ」の調布の日活撮影所のセッ…

「小さな思い出」 パリに行った。 パリは6年ぶりで、あいにくの雨は7月なのに寒さを感じた。 7/13にエッフェル塔の近くのパリ日本文化会館で、 市川準監督作品「つぐみ」と「トニー滝谷」が上映されたからだ。 日本映画を紹介する一環として市川監督を追悼す…

◎[パリ上映会だより]

パリ上映会だより。<2012・6月26日初日のこと。> 昨日までの雨と、 午前中のはっきりしなかった空が、どんどん青く澄みわたって行く。 嘘のように夏らしい暑さも取り戻していく。 時計の針は19:00を回り、外は白夜である。パリ文化会館1Fの会場(こちら…

「このシーンは、100回テストやりますからね」それは「トニー滝谷」の撮影でのことだった。 「トニー滝谷」は市川さんの映画のなかでも、最も予算のない映画に属する映画だ。予算がないということは撮影日数に反映され、この映画も16日ぐらいで撮ったのでは…

リレー日記も9回目となりました。今回はプロデューサーの井上文雄さんです。監督からは「ぶんちゃん、ぶんちゃん」と呼ばれていました。 ぶんさんの肩には「神輿タコ」ができているほどのお祭り男。 映画「病院〜」の実景にもありました、浅草神社・三社祭は…

HOMMAGE JUN ICHIKAWA, UN PEINTRE DE TÔKYÔ 市川準監督特集上映 -市川準・東京を見つめたシネアスト- 2012年6月26日〜7月27日の間、フランス・パリにて 市川準監督作品14本が特集上映されます。このパリでの上映は、国際交流基金主催「映画がとらえた日本15…

「生涯、市川組」 砂原由起子 「東京より大阪の方がいいでしょ?」市川監督が新人の私に話しかけてくれた最初の言葉。東京での初めての撮影。緊張して「はい」と一言だけしか答えられなかった。それが23歳の冬。監督は新人の私にいつも話しかけてくれた。毎…

本年の6月26日から7月27日の間。 フランス・パリにて市川準監督の特集上映が決定したと幸子夫人より連絡ありました。 国際交流基金主催「映画がとらえた日本150の視点」の一巻として、会場はエッフェル塔近くの日本文化会館小ホールです。 詳細決り次第お知…

「人生を変える作品を作る人」 演出家:スエナガ トモヤ 僕と市川準監督との出逢いは、最悪なものでした(笑) 今からちょうど20年前。ああ、もう20年も前になるんですね。 幾つかの夢に敗れ、将来への目標を失いつつあった、 若輩者の僕は、右も左も分から…

市川準さんの嬉し顔3連発です。広川泰士

ボクのなかのイチカワサン 照明技師・中須 岳士市川さんの事を書く前に少しだけ、自分のことを書きます。 中学生の頃に写真に目覚めたボクは、高校に入って8ミリフィルムの自主映画に出会います。 その時の高校の先輩に山浦さんという方がいらっしゃって、学…