12/4(土)~10(金)「ざわざわ下北沢」上映
目黒シネマ・タイムスケジュール
12/4(土)・6(月)~10(金)
街の上で 10:30~ 15:00~ 19:20~(21:35)
ざわざわ下北沢 13:05~ 17:25~
12/5(日) 完全入れ替後、トーク・イベント(今泉力哉監督)付
上映回のみ全指定席・事前予約制となります・
ざわざわ下北沢 11:00~ 完全 15:40~
街の上で 13:03~ 入替 17:35~ 終映後トークイベント
<今泉監督トークイベントへの申し込みは
目黒シネマへお願いいたします。 03-3491-2557 >
ざわざわ下北沢<2000/ デジタル/1時間45分>
(監督)市川準 (原案)市川準 (脚本)佐藤信介
*2000年度第10回 日本映画批評家大賞受賞
「作品賞」市川準
「ざわざわ下北沢」は東京の世田谷区にある下北沢という町に、徹底的に
こだわって作られた、日本映画である。それも、この町に作られた手造りの
映画館である、「シネマ北沢」というミニ・シアターを母体とする、と言う
面白い形で。
小さな個性的な店や演劇の小劇場などが沢山あって、
狭い小道が曲がりくねり、いつも人間が群れている町、下北沢。
人間と人間が肌をくっけ合うようにして、ざわざわと生活している町、
下北沢。
そのくせ一人一人の人間はいつも、とても孤独でいる町、下北沢。
そう考えてくると、下北沢とは、まさに、現代の日本そのものの、
シンボルのような町だな、といった風にも思えてくる。
そんな下北沢にたむろする人間群像の中から、市川準監督(脚本佐藤信介)
は原田芳雄の中年男と、北川智子の若い娘という、対照的な二人を
クローズ・アップしていく。まるで、日本の昨日と明日を、
カラーワイド映画の中にじっと見詰めつづけでもするように。
(白井佳夫)氏
『いろんな世代が和んで同居している、という事が、
この街の不思議な魅力なんだ
人を拒絶しないというか、全部飲み込んでいるようなこの街の暖かさ・・』
・・市川準
『・・・何かあたらしいことを始めると、最初は濁っている。
やがてそれは清流になり、自然な運動の中で静かに営まれていく。』
イングリット・フジ子・ヘミング